勝間和代さんは著述家、評論家としてとても有名ですが、今はYoutTuber「勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube」で登録者数20万人を超えています。お金の心配が尽きない人が多いと思いますが、、お金の心配から解放されるためにドルコスト平均法を実践して、お金の心配から解放される気持ちを楽しんでくださいと解説しています。動画の内容を分かりやすくまとめました。
勝間和代:勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube ←リンク貼ってあります。
ドルコスト平均法を毎月1.5〜2万円実践することで老後2,000万円問題は解決する
ドルコスト平均法とは?
ドル・コスト平均法とは、価格が変動する商品について、常に一定の金額で定期的に購入していく方法です。
下の図のように、価格変動に関係なく毎月30,000円定額に積立を行います。
すると、、
・価格が安いときは、購入量(口数)が増加
・価格が高いときは、購入量(口数)が減少
となり、ドルコスト平均法によって購入単価を平均化させる効果があります。
下の図のように、毎月「同じ金額で積立」と「同じ購入量で積立」で比較すると、4ヶ月の支払い金額は120,000万円と同じであるが、平均購入単価が同じ金額で積立した方が1,459円安く購入できていることになります。
その後、株価が元の基準価格10,000円まで回復したとき、ドルコスト平均法で積立していれば1,459円✖️積立回数の利益を得ることができます。
このように上がったり、下がったり価格変動する商品の購入では、定額で積み立てる「ドルコスト平均法」が有効な方法です。
出典:三井住友銀行「ドル・コスト平均法の仕組み」に加工
ドルコスト平均法で老後2,000万円を貯めるための毎月の掛金は?
ご自分でも簡単にシミュレーションすることができます。
詳しくは下の記事を参考にしてください。

投資信託の積立投資で最も人気がある「S&P500インデックス」の30年間の年平均リターンは9.89%となっているので、少なく見積もって年平均9%で計算します。
- 30年間の積立期間だと、毎月12,000円の掛金
- 20年間の積立期間だと、毎月32,000円の掛金
- 15年間の積立期間だと、毎月56,000円の掛金
さすがに毎月の掛金が50,000円を超えてくると家計が苦しくなりますね。
家計が苦しいからといって掛金を変えるとドルコスト平均法ではなくなるので、家計が苦しくならない程度の金額で設定しましょう。
ドルコスト平均法は、同じ金額で積立を行うことが重要です。
勝間和代さんは給料の1〜2割を積立投資にまわすことを推奨しています、その積立金額がなくなったとしても生活できる余力を残すことがドルコスト平均法を長く継続するポイントです。
どんな銘柄の投資を推奨しているか?
勝間和代さんは、世界株式インデックス、日本ではトピックスインデックス、リート(不動産)インデックスで手数料(信託報酬を含む)が0.6%以下のものを推奨しています。
全世界株式インデックスを推奨する理由は?
勝間さんは新興国株にも投資しているが新興国株は下落することが少なく上がっているので、安く買う機会が少なく結果あまりリターンがでない。
一方、世界株式インデックスは上がったり、下がったりしながら中・長期的には上がっているからドルコスト平均法の投資には適していると解説しています。
全世界株式インデックスについて詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

全世界株式インデックスでSBI証券で人気があるのは、、次の2つです。
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim全世界株式インデックス
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)
このどちらのファンドも手数料が業界最安値を争っているのでコスパ良く間違いありません。
日本ではトピックスインデックスを推奨する理由は?
日本で代表するインデックス指標は2つあります。
投資は分散投資が基本なので、銘柄数が多い方が分散投資になるので安全です。
銘柄数で比較すると、日経平均株価は225社なのに対しTOPIXは2,192社とかなり多いです。
その点で、日本に投資するならTOPIXを推奨しています。
TOPIX | 日経平均株価 | |
対象銘柄数 | 東証一部の全銘柄、2,192社 | 日本経済新聞社が選んだ東証一部の225社 |
TOPIXで人気のあるファンドは、、
- ニッセイTOPIXインデックスファンド
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
このどちらのファンドも手数料が安いので間違いありません。
リートインデックスを推奨する理由は?
勝間和代さんは、リートは運用すると配当が3%〜4%得られる、それを再投資すると10年で最低でも30%〜40%になると推奨しています。
リートは、株式投資と違い選択肢が多いです。
どちらかというと、インデックス(配当再投資)よりも毎月分配型のリートの方が人気があります。
選択肢としては、
- 手数料が安くリターンが高いファンドを選ぶか?
- 分配金利回りの高いファンドを選ぶか?
分配金利回り25%を超えるファンドが人気があり、身を削る(タコ足配当)分配金利回りを批判するアナリストも少なくないです。
でも、実際は毎月分配金型の方が人気があり純資産総額が増えています、分配金利回りに対してどう投資家が考えるかによって投資判断が分かれるところなので、こちらでは推奨ファンドは提示しません。
詳しくは、次の記事を参考にしてください。

非課税の制度、積立NISAを利用すればさらに増えるスピードが増す
出典:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」
勝間和代さんは、積立NISAを開設していない人は、積立NISAを利用するとリートの配当に税金がかかるのが非課税になるのでさらに再投資する金額が増えもっともっと増えるスピードが早くなりますと推奨しています。
税制優遇されている制度には、iDeCoとNISAがあります。iDeCoの方は非課税に加えて控除されるので税制優遇で比較するならiDeCoから始める方が良いと思います。
iDeCoは投資額が制限されていますので、資金に余裕がある人はさらに積立NISAを開設すれば良いと思います。
詳しくは、次の記事を参考にしてください。


証券会社は手数料の安いオンラインの証券会社を推奨します
勝間和代さんは、手数料が安いオンライン証券会社を推奨しています。
オンライン証券とは、一般的にはネット証券と呼びます。
人気のネット証券は、、次の2つが扱う投資信託の数が多く手数料も安いのでおすすめです。
- SBI証券
- 楽天証券
資金を崩すタイミングは?
勝間和代さんは、運用した資金をいつ崩すのですか?
という質問に対して、基本的には必要なときに降ろしてくださいと返答しています。
買う時も100円から積み立てることができるし、売る(降ろす)時も少額から崩すことができます。
預金よりは少し時間がかかりますが、流動性があるので安心して運用してください。
投資を始めたばかりはプラスになったりマイナスになったりしますが、4〜5年経ちますと安定してプラスばかりになるので是非安心して初めて見てくださいと伝えていました。