YouTube『マネチャン老後の得する年金部マネーチャンネル』で、退職金2000万円を4年で溶かした夫婦の悲劇を解説しています。視聴して、特に大きな失敗をしたわけでないのにちょっとした気の緩みで悲劇になるなんて、しかも、そんな夫婦は少なくないようです。 老後の不足する2000万円ばかり注目されていますが、そこからの資産管理の方が実は重要なのに、それを教えているコンテンツが少ないように感じます。これから退職を迎える人はぜひ視聴してください。
マネチャン老後の得する年金部マネーチャンネル『退職金2000万円を4年で溶かした夫婦の悲劇』
退職金といえば
退職金は、老後の生活を守る上で非常に重要なお金です。
国民年金、厚生年金などの年金だけでは老後2000万円不足する、などと言われていますが、それも退職金が十分にあれば、なんとかなります。
しかし、退職金で2000万円を手にしたのに、その退職金をたった数年で失ってしまう、そんな夫婦も少なくないようです。
退職金は、年金だけでは足りないときの補填する資金であることをしっかり認識することが大切ですね。
退職時の状況
退職時の資産は2500万円
- 60歳時の退職金2000万円+貯金500万円 → 64歳で700万円まで減少
- たったの4年で1800万円を溶かしてしまった
溶かした1800万円の使途は?
- 住宅ローンの一括返済:600万円
- 教育ローンの返済:100万円
- 家のリフォーム:200万円
- 遊興費や退職祝いなど:100万円
ここまでで1000万円を溶かしていますが、残りの800万円は、、
- 60歳から4年間、毎年200万円を生活費として消費してしまった。
- 4年間で生活費として800万円を消費
65歳からは、年金が200万円ぐらい支給開始されますが、老後はまだ始まったばかりです、、
すでに4年で1800万円も溶かした夫婦の末路はどうなるのですか?
何が問題だった?
エリートの夫を持つ家庭ほど危険
- 現役時代の夫の年収は50代前半が1200万円、50代後半が800万円、定年後の再雇用で400万円とかなり高い収入があったのに、、
- 収入が減ったのに、生活スタイルを変えずに年収の高い頃と同じように散財していた。
- このように現役時代のライフスタイルを変えずに、定年後、数年で退職金を食いつぶす夫婦は少なくないようです。
- 自分には関係ないと考えている人ほど危険です、ちょっとした浪費癖が老後に首を締めることは珍しくないようです。
退職金を食いつぶしてしまう家庭の共通点
- 現役時代のライフスタイルを変えることができない
- 予算をたて、それを守る『やりくり』の習慣がない
- 家計に関して無関心
- 老後に住宅ローンが残っている
退職金はあくまで老後の生活資金
- 退職金は、ご褒美などではなく長い老後生活の補填にすぎないという認識を持つべき
- 2000万円の退職金を老後30年(90歳まで)で使うとすると1ヶ月で使えるお金は55,555円である認識を持ってそれ以上を消費しているときは、何かを見直す必要がある。
- 労働収入が限られていることの認識を持ち、計画的に使わないとすぐに無くなってしまう危機感を持つ。
おわりに
- 確かに、退職金で住宅ローンや教育ローン、家のリフォームの支払いに回すということは珍しくなくよく耳にします。
- 私も、もし残っていたら退職金で払えばいいや!という考えがありました。
- 退職金は、年金で生活する補填であること、月5万ぐらいの補填にしなければすぐ溶かしてしまうことの認識をしっかり持つことが大切ですね。
- 退職金は老後の資金であるため、それ以上の目的では使わないように意識すること
- 生活スタイルを変えること、習慣を変えることは簡単ではないですね、老後に入る前から少しずつお金を必要としない生活スタイルに変えることが重要ですね。
- 老後は、収入が減るのに老後になったらこれやろう、あれやろうと楽観的に考えることも良くないですね。
- どうしてもやりたいことなら、老後に回すのでなく収入のある時にやった方が安全です。